ビットコイン戦略室のあっきーです。
今回はビットコインFXにおける最強鉄板パターンである三尊・逆三尊の正しい使い方について詳しく解説していきます。
三尊ってなに?という方や聞いたことあるけどどうやって使ったらいいかわからない!という方のために分かりやすく解説していきますので、最後まで読んでいただけたら幸いです。
三尊・逆三尊とは
チャート上に現れる3つの山
分かりやすく説明すると三尊・逆三尊とはチャート上に現れる3つの山のことを言います。

このようなパターンが三尊です。
天井圏にこのパターンが現れると下落することが非常に多いです。
なぜこのような形が出ると下落しやすいのかについて深ぼっていきます。
なぜ三尊は下落しやすいのか

なぜ三尊は下落しやすいのかについて解説します。
なぜ三尊は下落しやすいかというと、高値が更新されず(高値切り下げ)、上昇の勢いが止まったからです。
上の画像を見ていただきたいのですが、赤いラインのところまでは「N」の形を作った順調な上昇トレンドでした。
しかしその後、

一旦下落後に再び上昇し始めましたが、結局高値を更新できずに三尊が成立しました。
高値を切り下げると三尊が成立するため、大衆の心理として
・下落を狙った新規の空売り
・買いで入っていた人の損切り(売り)
などの要因で、三尊を認識したトレーダーたちの売り注文が集中し相場が下落していると考えています。
三尊・逆三尊の使い方
トレンドの転換シグナルとして使う
三尊・逆三尊はトレンドの転換シグナルとして使うことができます。
なぜなら三尊・逆三尊は高値圏、安値圏で出現すると高確率で相場が転換しやすいからです。
例えば下の画像のとおり、上昇トレンドを作っていた相場で高値圏で三尊を作り下降トレンドへと転換していっています。


このように三尊を確認することでトレンドが転換する期待値の高いポイントがわかるようになります。
逆三尊の場合も同様で、下降トレンドの終焉で逆三尊が現れるとそこから上昇に転じることがよくあります。
マルチタイムフレーム分析と組み合わせて狙うポイントを絞る
マルチタイムフレーム分析とは
週足、日足、4時間足、1時間足、5分足など複数の時間足のチャートを複合的に分析する方法のことを言います。
時間足のチョイスは人それぞれです。
※ちなみに私がマルチタイムフレーム分析の時に使う時間足は主に、日足、4時間足、1時間足で相場の流れを認識し、5分足のタイミングを見てエントリーしています。
そんなマルチタイムフレーム分析ですが、三尊・逆三尊はマルチタイムフレーム分析と非常に相性がよく、組み合わせることでより質の高い分析が可能となるので解説していきます。
マルチタイムフレーム分析と聞くと何やら難しそうに感じるかもしれませんが、

↑超ざっくりですが日足が三尊を形成してると仮定します。三尊は天井圏に現れやすいチャートパターンなので下降しやすい局面と認識し、売り目線で分析していきます。

↑またもやざっくりですが4時間足のリズムは大体こんな感じ。

太い赤いラインは日足、オレンジは4時間足、ピンクが1時間足です。
このように相場は大きな三尊の中に小さな逆三尊があり、さらにその中にはもっと小さな三尊があるので、マルチタイムフレームとは上位足のどの三尊・逆三尊の中に属しているのかを認識し、より短期足に落とし込んだ時の小さな三尊・逆三尊でエントリーしていくのが鉄板パターンとなります。
レジサポ付近での三尊・逆三尊は特に注意
レジサポ付近での三尊・逆三尊は特に注意する必要があります。
なぜなら高値圏や安値圏、トレンドライン、キリ番の価格帯($10000や100万円ピッタリ)などのレジサポ付近で三尊・逆三尊が出現した場合は多くのトレーダーが意識しているため相場が荒れることがよくあるからです。
そのような場合でも焦らず注意深く観察しましょう。基本的には高値圏で出る三尊は下がりやすく、安値圏で出る逆三尊は上がりやすいことがわかるはずです。
もちろんダマしもあるので過信せず、レジサポ付近での三尊・逆三尊では相場が荒れることを念頭に置いて分析していきましょう。
三尊・逆三尊を使うときの注意点
全部が三尊・逆三尊に見えてしまう問題
三尊・逆三尊を意識するようになると必ずと言っていいほど「全部が三尊・逆三尊に見えてしまう問題」が発生します。チャートのどこを切り取っても三尊・逆三尊が出ているように見えてしまうと正しい分析ができなくなってしまいます。
そうならないためにも三尊・逆三尊を見極めるためのルールをシンプルにしましょう。
難しく考える必要は全くないです!ここからは実際のチャートを見ながら進めていきましょう。
下の画像はとある日のBTCUSDの1時間足チャートです。

あなたはこのチャートを見て三尊・逆三尊を見つけることができますか?
あくまでも私の場合ですが、
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

このような三尊・逆三尊で認識しています。
理由はとってもシンプルで「安値圏で出た逆三尊」と「高値圏で出た三尊」を信頼しているからです。
すべてが三尊・逆三尊に見えてしまっているときは一旦頭を整理して、シンプルな分析を心がけてみてください。
乗り遅れたら無理をしない
三尊・逆三尊を見つけた際にすでに下がっているまたは上がってる場合は無理してエントリーしないようにしましょう。
買いでエントリーするなら「下がっているタイミングで」の逆張り、売りで入るなら「上がってるタイミングでの逆張り」を意識するとリスクリワードや勝率が改善するので鉄則です。
上がっているから買う、下がっているから売る、をおこなっていては勝てません!下がっているときはどこから上がり始めるのか、常に逆張りの思考を持ち続けてください。
乗り遅れたなと思ったら、無理に入らず次のチャンスを待つ。相場は動き続けるのでチャンスは何度でもやって来ます。
おわりに
最後までご覧いただきありがとうございました。今回は最強のチャートパターンの三尊・逆三尊について解説しました。
いろいろ書きましたが難しく考えずにシンプルに捉えて、今後のトレードにお役立ていただけたら幸いです。